Fanfiction 二次創作 封印の地|真実を求めて~裏街道編~
真実を求めて~裏街道編~
休息
立て続けに起きた悪夢に うなされている君を
放っておくことが できなかった
下手な手助けなど
障害にしかならないと わかり切っていたのに
何もかも無くした君は 過去の私の姿だった
慰めて 安堵させてやりたかったのは
遠い昔の 孤独をさまよっていた自分自身だったのかもしれない
辛さに震えていた君が 安らかな寝息を立てるとき
私も少しだけ 癒されるのだ
人は 孤独の中でなど生きられない
温もりを 伝え合うことの大切さを
私はかつて この世界に教えられた
君にもひとときの温もりを
それが 私に許されるなら