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イースvs空の軌跡:ストーリーモードの感想

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ストーリーモードの感想

いや~、ミッシェルファンとしては面白かったの一言に尽きます!
ガガーブの世界を飛び出してもキャラの立つ人だと分かったのも良かったし、凄い人として製作側も認識しているのも分かって嬉しかったです。
ただ、少々便利に使われ過ぎていたかな~?という思いは感じました。CDのモナショップのコメントですとか、カンドとチャッペルですとか、ガガーブの設定以上の飛躍がありましたし。
その辺りは、まあ、お祭りゲームだからと割り切ることにしました。

ストーリー、同じ流れの話を5キャラ分作ってあったわけですが、ネットをさまよったりした感じでは「早押しでスルー」がデフォだったみたいですね。
でもそれは勿体無い!
5人のキャラクターはそれぞれ個性があって、同じ会話でも対処の仕方が全然違ってて楽しめると思うんですよ。自分の場合、話し相手がラッピィなら辛抱強く聞く体制だったってのもあるかもしれませんが。
エステルは自分でちゃんと決めるけど、状況把握がなってない。お気楽モード主人公で突っ込まれ役。
ティータは基本的にアガット依存。アガットがいなくても周辺依存。但し吹っ切れると根性あり。
クローゼはラッピィすら状況把握の一助程度で、自らの判断と決意で進んでいく。
ガッシュも自己判断系と見た。時にトラウマにはまるのが気になる気になる。
アドルは……、この人が一番分からなかった。あの選択肢、いささか一貫性に欠けるような気がします。天然系お人よし冒険家だと思うのだけど、その前に「頼りになる」と付けるか、「孤高の」と付けるか、「わが道を行く」と付けるか、迷う。自分の印象では「わが道を行く天然系お人よし冒険家」。結局は誰と組むことも無く流れていく人と見た。

一番楽しんだルートは意外にも「ティータ編」でした。
最初はおっとりした話し方に慣れなくて、聞くのが辛かったのですが、何時の間にやら彼女のペースに巻き込まれていました。誰かに言ってもらいたかった「ミッシェルさんをラッピィ呼び」もしてくれたし。しかも、まんざらでもなさそうな返答まで付いていましたからね~。

5人以外のキャラクターでは、やっぱりレンが面白かったです。そして当然オリビエも。オリビエを演じられたのはベテランの声優さんですが、それにしてもお見事でした。
気になったところではチェスターかな。いったいどういう状況であんな高飛車な言動が出てくるのかと思いました。それとマイシェラさん。あの落ち着いた声と判断がたまりません。

そう、声といえば、ミッシェルさんの声。
イース陣も軌跡陣も、ドラマCDとかで各キャラクターの声を当てるのは経験済みなんですよね? その中で、頑張っていらしたとは思うのだけど、しっくり来ない部分があった気がします。
声優さんが役柄の設定をご覧になったかどうか分かりませんが、「38歳」という設定であのイラストは若すぎる。話す内容もかなり経験豊かな人物を示唆していると思うんですが、その辺の落ち着きよりも、外見から受ける印象の年齢で話されていたように感じました。設定が「34歳」くらいだとまた違うんでしょうけどね(檻歌!檻歌!)。

発売前に恐れていた、「ミッシェルさんがマイルの声に聞こえたらどうしよう。」という心配は、「レーヴェの声がアヴィンに聞こえたらどうしよう。」と共に杞憂に終わりました。さすがプロフェッショナル! 安心してドラマCD聴けます。多分。

そうそう、ラッピィの声が少年声だったので、うちの二次創作のラップ君の声にどうかと考えたのですが、あんなに可愛くない気がしました(笑)。あれに挫折の苦味を混ぜた感じ、でしょうか。
ともあれ、素敵な夏の異界訪問でした。

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