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閃の軌跡1:感想

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感想

クリアから二月ほど経ちました。
公式サイトに、続編の製作発表と新しいキャラクターの衣装が発表されていますね。
それをワクワクして眺めながら、やっぱ、面白かったよなあと思い返しています。

実は、実際に遊び始めるまで、あまり期待していなかったんですね。
前作になる碧の軌跡が、自分にとってあまり面白い展開ではなかったうえに、
蛇足とも感じられるエピローグが付いていて。
あの、どうなっていくのかバラされた状態から遊ぶ帝国編が、
果たして面白いものだろうかと疑問を感じていました。
さらに、学園物になるということが分かってきて、
今更学園生活なんて楽しいかなあって、そんな不安もありました。

遊び始めてしばらくの間は、淡々と遊んでいた気がします。
ヒートアップスイッチが入ったのはバリアハートで、
ユーシスが彼の事情をいろいろと見せたり語ったりしたところから。
そこからも、孤高の姿勢は貫いているのですが、
内情が透けて見えるというか、想像できてしまうというか。
対立(?)しているマキアスも、
沈着冷静キャラだろ~?という予想からズレてて、熱かったので、
この辺りからキャラを追い掛けるのが楽しくなりました。
ユーシスは終盤ミリアムに遊ばれていて、それも楽しかったです。

話の展開、すっごくスローペースでしたね。
3章に入ったくらいで、これ一本では終わらないなというのは確信したんですが、
最後まで遊んだ今の感触は、
これ、三部作じゃないか? という感じです。
まあ、零・碧のときも今回に近い配分だった気もするんですが、
それで話を急ぐ感じが出ちゃってた気がするんですよね。
丁寧に描くんだったら、残り一本では大変じゃあないかなと、感じてます。

遊び終わってみると、キャラクターについては面白かったの一言に尽きます。
性格づけ、生い立ちなどのバックグラウンドが明らかになっていく過程が面白かったです。
イベント類は、全員分を見ていないのですが、
そのときそのときで気になるキャラを選べたし、
気になる度に応じてバトルに反映されるのも良かったと思います。
リィンの「かばう」が発動するのが楽しみで堪りませんでした。

学園の生徒や、NPCも良かったですね。
VII組の保護者さんが、かなり親ばか(兄ばか)揃いだったのだけは少々不満ですが。
エリオットのパパは違って欲しかった。
流浪のお嬢様が面白かったなあ。
最後にケネス君と並んで釣り糸垂らしていて、微笑ましかったです。
学院祭にいろんな人たちが来てくれたのも楽しかったですね。
VITAが悲鳴を上げていましたけど(笑)。

あと、特筆すべきなのは、猫! セリーヌ!!
最初にリィンが彼女(性別分かっていませんでしたけど)の喉を撫で上げるシーンを見て、萌え転がっていました。
あれは、猫を愛玩している人の作った動きだよ!
リィンに変わってナデナデしてあげたかったよ!
最後も皆を差し置いて付いて行っちゃいましたし、続編が冒頭から楽しみで仕方ありません。

遊び心地としては、ロードの遅さには触れない訳にはいきません。
パッチが2回配布されましたが、それ以前の数十秒ロードは確かに辛かったです。
1回目のパッチで心持ち早く、2回目のパッチで大分早くなりました。
それでも、さっきも挙げましたけど、学院祭のときは動作が重くなりました。
多数の人に加えて、紙ふぶきが舞っていたかな。
「がんばれ~」ってつぶやきながら動かしていました。

ただ、あのロード時間があったおかげで、休憩が取りやすかった気もします。
零の爆測ロードのときは、本当にやめ時が見つからなくて、廃ペースになってしまいましたから。
今回は1時間と決めたら、ちゃんとそれで終われることが多かったので良かったです。
それでも、どんどん時間食いになっていきますね。
一ヶ月では遊びきれない。
今回、魔獣メモとかそういうのを一切書いてないのですが、それでも一ヵ月半。
丁寧にアイテムなどを探していたら、倍とか掛かりそう。
大作も悪くないのですが、
ちょっと辛いというのも本音かな。

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