ミッシェルさん捏造企画:朱紅い雫 ミッシェル語録 獣車事件
朱紅い雫 ミッシェル語録 獣車事件
(朱紅い雫旧版 セータ郊外)
- ボルゲイド
- む、何者?
- 私の雷撃を遮るとは・・・!
- なんだ・・・・・・・誰の力だ?
- 声
- どうやら貴方は悪い人のようだ。
- 私には神宝の価値はわからないが、
貴方の好きにさせない方が良いようですね。
ミッシェル、出現する
- ボルゲイド
- 貴様、何者だ・・・?
- ミッシェル
- 旅の者です。
杖を振りかざす
- ボルゲイド
- なっ・・・なんだ!?
- ミッシェル
- 命は奪いません。
- なにぶん、事情が分かりませんから。
- でも、邪心を感じましたから、
この場からは去っていただきました。 - 失礼。
アヴィンたちに寄る
- ミッシェル
- 全員を救うことはできなかったか。
- ん? 呪われている者もいるのか・・・。
残念だが、この呪いは私では手に負えないな。 - シャノン
- う・・・ううっ・・・
- ミッシェル
- おや? 気がついたようだ。
- そろそろ退散するとしようか・・・。
私には私の目的もあるし、
あまり介入しない方が良さそうだからな。 - 念のために・・・
賢者ガウェインには、このことを伝えておこう。
消えた
中略
(ヴァルクド神殿 ルティスの病室)
- ガウェイン
- アヴィン。
- お前に客を連れてきた。
- 入ってくれ。
ミッシェル入室
- ガウェイン
- 異国の私の友人だ。
- 彼は魔法修行の一貫として
世界の方々をあまねく訪ねているのだ。 - ミッシェル
- ミッシェルといいます。
- 私がこちらに来た目的は、魔法の鍛錬だけでなく
エル・フィルディンの三賢者にお逢いして
そのお人柄に触れることでした。 - ご存じのように、エル・フィルディンの三賢者とは
こちらのガウェイン様、チブリのディナーケン様
そして亡くなったレミュラス様の3名です。 - 残念ながら、亡くなったレミュラス様とは
生きてお逢いすることはかないませんでしたが、
ディナーケン様とは、お逢いすることができました。 - ガウェイン
- ミッシェルはディナーケンに逢い、
お前のことを聞いて協力を申し出てくれたんだ。 - ミッシェル
- これまでのことは、聞かせてもらいました。
- 幼い頃からバルドゥス神殿とオクトゥム神殿の争いに
あなた方兄妹が巻き込まれたことも・・・
そしてアイメルが命を落としたことも・・・ - 微力ですが、私が力になれることもあります。
いえ、できれば私の協力を受けてもらいたいのです。 - でないと、私も後悔を残してしまう。
- ガウェイン
- お前の獣車が襲われていると知らせてくれたのは
このミッシェルだ。 - 彼はここからディナーケンの所へ行く途中、
その場に居合わせ、お前たちが気を失っているあいだに
ボルゲイドを撃退してくれた。 - アヴィン
- あの時の・・・
- ミッシェル
- 私はこの世に偶然はないと思います。
- 関わったからには、
何ものかの意思が働いていると思うのです。
それが神とは言いませんが・・・ - ガウェイン
- ミッシェルに提案があるそうだ。
- わしもミッシェルに話を聞くまで
忘れていたのだが。 - ミッシェル
- このエル・フィルディンには
バルドゥス神ともオクトゥム神とも異なる体系を持つ
神の伝承が残っています。 - セータの北にある海沿いの小さな村、
ドークスに伝わっています。 - その沖に浮かぶ真実の島に
神々の戦いの以前、世界を統治していた神が
いたと伝えられているのです。 - 私と一緒に、真実の島に行きましょう。
- アヴィン
- ・・・・・・・・・。
- ミッシェル
- 旅の途中で聞いた話によれば、
真実の島には、あらゆる呪いを打ち消すという
聖水が沸いているそうです。 - ドークスの村外れに、神木の柊があり
その葉を真実の島の聖水に浸すと
あらゆる呪いを打ち消す妙薬になると。 - 妹を失い、友を失った
今のあなたの悲しみは計り知れないでしょう。 - ルティスさんは敵だったかも知れない。
- しかし、あなたにルティスさんの呪いを解くことが
出来る可能性があるのなら
あなたは真実の島に行った方がいい。 - 誰かを助けられる可能性を持っていながら
自分の悲しみに暮れているのは
もっと、悲しいことだとは思いませんか。 - 一緒に真実の島に行きましょう。
それが、新しい希望に繋がるかも知れないのです。 - アヴィン
- 新しい希望・・・?
- ミッシェル
- そうです。
- おそらく、真実の島には忘れられた神々の
真実の歴史があるはずです。
その断片にでも触れることができれば。 - バルドゥス神やオクトゥム神だけでなく
もっと大きな神の構造が見えてくるはずです。 - あなた方が巻き込まれた争いの原因も
そんなところにあるのかも知れません。 - 少なくとも、それが分かれば大きな希望になります。
できるか、できないかは別にしても
今、人間が何をすれば良いのか分かるでしょう。 - アヴィン
- 真実の島に行こう。
- ミッシェル
- 良かった。
これだけ話して断られたら
どうしようかと思いましたよ。
中略
- ガウェイン
- 間に合うかな?
- アヴィン
- 間に合わせてみせるさ。
- ミッシェル
- さて、急ぎましょう。
ミッシェルがメンバーに加わった
- ミッシェル
- 寄り道をしている時間はありませんよ。